血の滲むような合気( 愛気 )の鍛錬によって達人の域に達したとしても本能の前ではあまりに無力で、もし煩悩を断ち切ることができたならそれはもう達人じゃなくて仙人だ。

 

~ダメダメ門下生 飲み会へ行く~
( 下戸なんだけれども )

 

北道場と南道場合同の夏の飲み会に行ってきた。

南道場の人達とはこういった飲み会や演武会以外ではほぼ顔を合わせることがないのだが、その飲み会や演武会に仕事で参加できないオレにとってはほとんど知らない面々だ。

 お店について案内されると

 

こ、抗争中かな?

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てなくらい、北と南で真っ二つに分かれて座っていた。

 

こんな感じ

↓↓↓

 

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北道場所属のオレは当然のように右のテーブルにつこうとした

その時!

 

突然ある言葉がオレの中に降りてきた。

 

 

入身で入るとは相手と同化することで、相手の中に入ることである。
引き寄せたり引っ張ったりすることではなく、自分から入って行かなければ相手からは来てくれない。

日野師匠 談

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 オレは調和と慈愛に満ちた人間だ!

 

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オレが北道場のテーブルにつけば、確かにリラックスした楽しい時間を過ごせるだろう。

だが自分から入って行かなければ南道場の人達とはずっと疎遠なままだ。

そしてまだ来てない他の北道場の人達は、必然的に誰かが南道場の人の隣となり

 

あれっ?この席 猫を借りてきたのかな?

 

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なんて状況になるかもしれない。

更に南道場の人は、自分の隣の席がいつまでも空いていることに対してどのように感じるだろう?

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 あ、合気( 愛気 )の精神を思い出せ!

 

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 ( 絶 賛 葛 藤 中 )

 

 

意を決したオレは転換で体を反転させ南道場の席につく。

 

最終的にこんな感じ

↓↓↓

 

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ただ南道場の人も話してみると北道場の人達に違わぬいい人達で楽しい時間を過ごすことができたのだが、途中で制服姿の専門学生らしき若いおねーちゃんの団体がオレの向かいのテーブルに通された

その時!

 

突然ある言葉がオレの中に降りてきた。

 

 

入身で入るとは相手と同化することで、相手の中に入る事である。
引き寄せたり引っ張ったりする事ではなく、自分から入って行かなければ相手からは来てくれない。

日野師匠 談

 

 

 

オッサンだらけのテーブルよりも、入身で若いおねーちゃんの集団の中に入って同化したいと思ったのは

 

  

 

 

・・・

 

  

 

 

果たしてオレだけだったのだろうか?

 

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( いや、少なくともアイツとアイツは・・・ )

 

 

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師匠の言葉は合気( 愛気 )の精神だけでなくナンパの精神でもあるという、実に深く有難い言葉なんだと知った令和元年の夏。

 

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